三宅島の焼酎でかんばーい

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じゃなくて、
平成20年から3年間に及び、
平成12年の噴火でつぶれた酒造工場から酵母を取り出し、
いわゆる「蔵付き酵母」をとりだし、それで焼酎を造る産学協同研究
「三宅島の旧酒造工場における有用酵母の分離及び特性の研究開発」
というテーマで三宅島酒造株式会社様と行いました。
完成した焼酎を2年ほど寝かせましたので、出来の確認と今後について
ご相談に伺いました。
けっして、けっして、飲みにいったわけではございません。

三宅島には、1日に1便羽田から飛行機が飛んでおります。
ただ、火山ガス等の関係で、6割程度が飛べなくなるとのこと。
今回は、日ごろの行いの結果でしょう。往復とも飛びました。
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で、空港はこんな感じ。東京バイオより小さいのです。
 

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飛行場までは、三宅島酒造さんのH様にお迎えに来ていただき、酒蔵まで。
道すがらきれいな海が見えました。

この建物は、元々のホテルを改造したもので、
昭和天皇もいらっしゃった由緒正しい建物だそうです。
へへ~っ。
この裏手に、新設された酒造所があるわけです。
旧醸造所は違う場所にあったのです。
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そして、いよいよ蔵の中で、2年間の眠りについていた
噴火前から生き続けている酵母くんから作られた焼酎にご対面
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このタンクに眠っているわけです。右上に、バイオって書いてあるんですけ
ど・・・見えませんよね。

で、テイスティング。
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ふたを取った瞬間に広がる香り。
ものすごくやわらかくできています。
すごくまろやか。

そして、今回の目的、
この子達をどうするかの相談を、
醸造責任者の方、会社の会長さんなどと相談しました。
そこで、話し合ったみんなの共通した意見は、

 もう一年ほど寝かせてみたい。
 外に出す(販売する)時は、原酒のままで出したい

ということになりました。

今回で様子をみて、今年出せるかなと思っていたのですが、
現実に商品となるのはもう少し先になりそうです。
ただ、まろやかなおいしい原酒の焼酎で出てきますので、
お楽しみにして下さい。

ところで、
この三宅島酒造さんの作る「雄山一」という焼酎は、
麦焼酎に米麹で作る焼酎で独特の甘みがあります。
興味のある方は、都庁の1階や竹芝桟橋でも入手可能です。
幻の島焼酎是非ご賞味を。

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