医薬品開発における
非臨床試験などの技術を習得できる

  • 4年制

バイオ医薬品コース

実験動物1級・2級技術者の資格取得が
幅広い研究業界への切符に。

実験動物技術者認定試験は実験動物の飼育管理や実験技術・知識に関する試験で、1級と2級が認定されています。前臨床試験など幅広い研究場面で役立つ実験技術であるため、就職が有利に働くケースもある他、確かな技術力を持った人材として、就職後も学びを活かして働くことができます。

バイオ医薬品コース

Guide:1

バイオ医薬品コースの学び

学びのポイント

医療・医薬品、生命科学、食の安全など
様々な分野で役立つ実験動物についての
技術・知識を学べるカリキュラム

  • 実験動物取扱実習II

    実験動物2級技術者として必要な技術、特に日常管理、動物実験アシスト技術、簡単な卵操作技術補助などを習得する。

  • 抗体作成実習I

    実験動物および培養細胞を用いて、ハイブリドーマ作製、スクリーニングを行い、抗体作成法を習得する。

Whatʼs 実験動物1級・2級技術者?

実験動物1級・2級技術者の資格取得が
幅広い研究業界への切符に。

実験動物技術者認定試験は実験動物の飼育管理や実験技術・知識に関する試験で、1級と2級が認定されています。
前臨床試験など幅広い研究場面で役立つ実験技術であるため、就職が有利に働くケースもある他、確かな技術力を持った人材として、就職後も学びを活かして働くことができます。

メインカリキュラム
実験動物取扱
実習I
実験動物の個体識別や性別判定、保定法などをはじめとする実験動物についての基本的技術を習得する。
実験動物飼育
管理法
動物福祉に即した実験動物の飼育法、実験データの取り扱いなどを学ぶ。実験動物を取り扱う技術者としての倫理観を身に付ける。
動物生理学実習 生体機能(血液、肝臓など)の調節•制御を、実験動物を用いて実験する。
動物細胞工学
実習I
動物培養細胞に外来遺伝子を導入し、細胞の機能および発現タンパク質の解析の原理と手法を学ぶ。
動物細胞工学
実習II
遺伝子導入した細胞の機能および発現タンパク質の解析の原理と手法を習得する。
抗体作成実習 動物を用いた抗体作成方法の流れとその技術を習得する。
生命倫理と研究倫理 生殖技術に伴う倫理問題や移植や安楽死をめぐる問題など、生命を扱うバイオテクノロジー技術の問題について考えるとともに、研究現場における研究倫理を身に付け、研究において正しい行動、考え方ができるようになる。
薬機法 平成25年に改正された薬事法(医薬品医療機器等法)に基づき、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器等、体外診断用医薬品及び再生医療等製品に関する法令等について学ぶ。
動物生理学 生体の正常な機能を機能系ごとに概説する。

時間割

必修座学 必修実習 選択実習 専攻科目

1時限目
09:20~10:50
分子生物学 実験動物取扱
実習
自由時間 細胞培養
概論
物理化学
2時限目
11:00~12:30
中級バイオ
対策
昼休み
3時限目
13:20~14:50
自由時間 実験動物取扱
実習
自由時間 細胞培養
概論
プログラミング
基礎
4時限目
15:00~16:30
  • 時間割は例です。変更する場合があります。

4年制コースのカリキュラムの特徴はこちら+αで学べる「科目選択」カリキュラムと2つの専攻

実験工程紹介

動物細胞実習

動物細胞の培養法を学び、浮遊細胞や付着性細胞の取り扱いを習得します。

  1. 実験道具1 step1

    クリーンベンチ内で無菌的に操作を行います

  2. 実験道具2 step2

    マイクロピペットを用いて培地を分注、これをフラスコやシャーレに移します

  3. 実験道具3 step3

    CO2インキュベータで動物細胞を培養します

  4. 実験道具4 step4

    培養した動物細胞です。この細胞の増殖と特性を観察します

 

その他の実験

動物細胞工学実習/免疫学実習/応用細胞培養実習/遺伝子工学実習/実験動物取扱実習/動物生理学実習

目指す資格

実験動物1級・2級
技術者認定試験
実験動物の取扱方法や種類について知識と技術があることを認める資格です。
  • 東京バイオは全国の専門学校で唯一の資格認定校です
東京バイオの学生が成績優秀者に選ばれました
中級・上級
バイオ技術者
認定試験
バイオの研究や仕事に従事するために必要な知識と技術を持っていることを認定する資格です。
毒物劇物取扱
責任者
毒物や劇物を取り扱う際の責任者として認められる国家資格です。
有機溶剤作業
主任者
有機溶剤の取扱作業を行う場合の指揮・監督などを行う国家資格です。
特定化学物質及び
四アルキル鉛等
作業主任者
特定の化学物質を使用する際に汚染などで労働者に健康被害が出ないよう管理する国家資格です。
知的財産管理
技能検定3級
知的財産について初歩的な管理能力があると認める国家資格です。
危険物取扱者乙種
第4類
ガソリンなどの引火性や爆発性のある危険物を安全に管理する担当者になれる国家資格です。
ITパスポート AI、ビッグデータなどの新しい技術などの新しい手法の概要、ITの知識など幅広い分野の総合的知識を問う資格。
統計検定3級 統計学に関する知識・技能の検定。データを客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力を評価しています。
品質管理検定3級 製品からサービスに至るまでの品質管理に関して、問題解決や管理・改善の知識と能力を評価することを目的とした検定です。

遺伝子や医療・医薬品の本格的実験を体験できる
オープンキャンパス

  • 体験授業

Guide:2

働く場所・目指す職種

働く場所

    • 国立研究機関
    • 大学および大学内研究施設
    • 遺伝子解析受託機関
    • 細胞培養施設
    • 医療・医薬品メーカー
    • 医薬品開発業務受託機関
    • 前臨床試験受託機関 他

目指す職種

バイオ医薬品に関わる
実験技術者
実験動物を用いた試験や飼育管理を行うことで、バイオ医薬品に関連する研究開発に関わる。
システム技術開発者 応用バイオテクノロジー分野において工学的技術・知識を生かして、生産システム開発などを行う「技術開発職」
研究者 専門の研究分野に関して研究テーマを設定、予算管理も含めて研究を進める。

Guide:3

長期インターンシップ

東京バイオでは、大学や研究所など様々な機関と
連携し、最長1年6か月という「長期インターンシップ」を行っています。
最新の設備で、最先端の研究に関わり、さらなる技術を磨くことができます。

Guide:4

卒業生インタビュー

実験を仕事にした卒業生インタビュー!

株式会社 新日本科学

卒業生Nさん

実際に手を動かして実習で学ぶ
これが、実験技術職への最短距離だった

インタビューを読む

東京バイオでは実験器具の扱い方やメンテナンス方法をはじめ、実験環境のつくり方など、実験技術職・研究職にとって必要な基礎を学びました。「どうしても医薬品開発に関わる実験を仕事にしたい」と、在学中は実験・実習に人一倍集中して取り組みました。この日々があったからこそ、夢を叶えることができたのだと思います。現在は新薬の候補となる物質の有効性や安全性を確かめる前臨床試験に携わっていますが、今後は扱える実験動物の幅を増やし、前臨床試験のスペシャリストになりたいと考えています。現場での手順は学生時代に学んだ実習との共通点も多く、東京バイオでの学びは確実に活かされています。

株式会社 イナリサーチ

卒業生Fさん

遺伝毒検査を通して
医薬品の品質保全に貢献。

インタビューを読む

実験動物を用いて、薬になる前の物質が「人に対して安全であるか」「有害性や発がん性がないか」を調べる前臨床試験です。将来、広く使われる薬の品質を守るという意味で責任はとても重いですが、その分、大きなやりがいを感じています。一つひとつの工程には作業者としての認定が必要で、それがなくては関わることすら許されません。ですから初めて一連の工程を任された時はとてもうれしかったです。今後は経験を重ねて検査の精度やスピードを上げながら、自分にできることを増やしていきたいです。

就職実績

  • 医療現場のニーズを見つめながら、製品開発を行う企業

    ニプロ株式会社

    主な事業は「医療機器事業」「医薬事業」「ファーマパッケージング事業」。人工臓器、循環器、検査・診断薬、注射・輸液、医療用医薬品、ファーマパッケージング(医薬用包装材料)などの幅広い分野で、業界のニーズに応える製品・技術を提供しています。

  • 再生医療用細胞等の治験薬製造から医薬品の
    量産製造まで行う企業

    Minaris Regenerative Medicine 株式会社

    再生医療等製品に特化した世界有数の医薬品製造受託機関。製法開発および治験薬、商用製造を通して、ノウハウや技術を提供しています。

  • ロート製薬株式会社のグループ企業。
    医薬品等の開発製造受託メーカー

    クオリテックファーマー株式会社

  • 農業と食品産業の発展のため幅広い分野で
    研究開発を行う機関

    国立研究開発法人
    農業・食品産業技術総合研究機構

Guide:5

在校生インタビュー

研究者としての心構えを丁寧に教えてくれました

Profile Nさん

幼い頃、飼っていた猫が病気になり、薬が合わなくて辛そうにしている様子がとても可哀想でした。この出来事をきっかけに、副作用が少なく、安全性の高い医薬品の研究に携わりたいと思うようになりました。手に職をつけたかったので、実習が多く、就職率が高い東京バイオを選びました。実験動物技術者試験など、他の医療・医薬品の学校より幅広い資格試験の機会があるのも、決め手になりましたね。
医薬品の研究に関わりたいという夢は今も変わっていません。免疫に関するの実験技術も身に付けたくて、インターンシップ先は生化学・分子生物学の研究室を選びました。週2日は学校の座学の授業を受け、週3日はインターンシップに通う毎日です。約1年半のインターンシップはまだ始まったばかり。
現在は細胞培養や、マウスを使った免疫反応の観察などを行っています。それぞれの作業に黙々と取り組むプロの姿を目の当たりにし、研究者として働くことのイメージも湧いてきました。実験や研究が好きな方には最高の環境ですよ!

pickup非臨床試験とは?

新薬ができるまでのプロセス

バイオ医薬品コースの卒業生が活躍する現場の一つである「非臨床試験」とは、医薬品や医療器具などの有効性・安全性・毒性を調査するための試験で、臨床試験(ヒトでの試験、治験)を開始する前に行われる製品開発段階です。非臨床試験には実験動物や培養細胞、細菌・酵母といったものが用いられますが、メインは実験動物となるため、実験動物に関する技術・知識が重要です。

Guide:6

大学院進学も可能

4年制コースは卒業時に
「高度専門士」の称号が付与され
大学院の受験資格が得られます!

  • 新専攻:大学院進学専攻

その他の4年制コース

注目コンテンツ

  • 東京バイオの学びの特徴