植物細胞培養や遺伝子組換えなどの
技術を習得する
- 4年制
植物バイオコース
植物の遺伝子、細胞から栽培管理、
さらには植物の産業利用まで、
植物のすべてを学ぶ
Guide:1
植物バイオコースの学び
学びのポイント
植物の遺伝子、細胞から栽培管理、
さらには植物の産業利用まで、
植物のすべてが学べるカリキュラム
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植物病理学実習
植物の病害となるウイルスの検出・同定のために必要な技術、RT-PCR、ELIS A法、ウエスタンブロット法などの検出方法を習得する。
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植物組織培養実習
無菌操作による植物組織の培養、植物ホルモンの影響を学び、カルス誘導から再分化、順化の流れとその手法を学ぶ。
植物バイオテクノロジーの技術で
未来環境を変える。
遺伝子組み換え技術や細胞培養技術などにより、新たな植物を創り出すことで、食料不足やエネルギー問題、温暖化などの地球環境問題への貢献も期待されています。病気に強く、収穫量が多い作物の開発や、植物の力を利用した環境浄化技術なども植物バイオテクノロジーの一つです。
植物細胞工学 | 植物細胞への遺伝子導入方法や導入遺伝子の解析法などを学ぶ。 |
植物細胞工学実習 | 植物細胞のプロトプラスト化、細胞培養、細胞融合などの手法、遺伝子導入を習得する。 |
植物病理学実習 | 植物ウイルスの検出法(ELISA法など)を習得、複数のウイルス検出法を、ウイルス感染葉を用いて習得する。 |
植物組織培養実習 | 無菌播種、組織培養、カルス誘導と分化など、無菌的な植物組織の培養と取り扱いを習得する。 |
植物基礎実習 | 植物の形態や組織の観察を通して、植物の体制と各器官の働きを学ぶ。 |
植物分子細胞 生物学 |
植物における遺伝子発現、タンパク質の生産などの分子生物学を学ぶ。 |
植物生理学 | 植物の生理的な性質を学ぶ。 |
時間割(例:バイオエンジニアリング専攻を選んだ場合)
必修座学 必修実習 選択座学 選択実習 専攻科目
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1時限目 09:20~10:50 |
分子生物学 | 植物分子 細胞生物学 |
遺伝子工学 | 遺伝子工学 実習 |
物理化学 |
2時限目 11:00~12:30 |
中級バイオ 対策 |
TOEIC I | |||
昼休み | |||||
3時限目 13:20~14:50 |
植物基礎 実習 |
植物分子 細胞生物学 |
自由時間 | 遺伝子工学 実習 |
プログラミング 基礎 |
4時限目 15:00~16:30 |
- 時間割は例です。変更する場合があります。
実験工程紹介
植物組織培養実習
植物の葉や茎などを無菌状態にして培養し、カルスを作り出して、植物体を再生します。
その他の実験
植物組織培養実習/植物細胞工学実習/植物生理学実習/植物病理学実習/遺伝子工学実習/遺伝子解析実習
目指す資格
中級・上級 バイオ技術者 認定試験 |
バイオの研究や仕事に従事するために必要な知識と技術を持っていることを認定する資格です。 |
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有機溶剤作業主任者 | 有機溶剤の取扱作業を行う場合の指揮・監督などを行う国家資格です。 |
毒物劇物取扱責任者 | 毒物や劇物を取り扱う際の責任者として認められる国家資格です。 |
特定化学物質及び 四アルキル鉛等 作業主任者 |
特定の化学物質を使用する際に汚染などで労働者に健康被害が出ないよう管理する国家資格です。 |
知的財産管理 技能検定3級 |
知的財産について初歩的な管理能力があると認める国家資格です。 |
危険物取扱者乙種 第4類 |
ガソリンなどの引火性や爆発性のある危険物を安全に管理する担当者になれる国家資格です。 |
ITパスポート | AI、ビッグデータなどの新しい技術などの新しい手法の概要、ITの知識など幅広い分野の総合的知識を問う資格。 |
統計検定3級 | 統計学に関する知識・技能の検定。データを客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力を評価しています。 |
品質管理検定3級 | 製品からサービスに至るまでの品質管理に関して、問題解決や管理・改善の知識と能力を評価することを目的とした検定です。 |
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働く場所・目指す資格
働く場所
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- 国立研究機関
- 大学および大学内研究施設
- 遺伝子解析受託機関
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- 植物栽培管理施設
- 農業関連施設
- 農業関連企業 他
目指す職種
植物研究における 実験技術者 |
植物細胞培養や遺伝子組み換えなどの技術を通して遺伝子研究に関わる。 |
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システム技術開発者 | 応用バイオテクノロジー分野において工学的技術・知識を生かして、生産システム開発などを行う「技術開発職」 |
研究者 | 専門の研究分野に関して研究テーマを設定、予算管理も含めて研究を進める。 |
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長期インターンシップ
東京バイオでは、大学や研究所など様々な機関と
連携し、最長1年6か月という「長期インターンシップ」を行っています。
最新の設備で、最先端の研究に関わり、さらなる技術を磨くことができます。
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卒業生インタビュー
実験を仕事にした卒業生インタビュー!
株式会社JTクリエイティブサービス
卒業生Iさん
葉たばこから触れる
植物の生命力と遺伝子技術
日産化学株式会社 生物科学研究所
卒業生Sさん
「植物好き」として農家を助けたい。
最先端技術をもって挑む日々。
就職実績
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農業と食品産業の発展のため幅広い分野で
研究開発を行う機関国立研究開発法人
農業・食品産業技術総合研究機構日本の農業・食料・環境に係る課題について研究開発から成果の社会還元までを一体的に推進する中核的な機関。農業を強い産業にするための科学技術イノベーションを創出するために、新しい社会「Society5.0」の農業・食品版として、スマート農業の創出やスマート育種システムの構築と民間活力活用による品種育成などの研究課題に取り組んでいます。
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海外園芸博覧会でも金賞受賞!
京成バラ園芸株式会社
京成バラ園(ローズガーデンとその付帯施設、1,500品種 10,000株)を経営する傍ら、バラの品種改良を行い、国際的なバラコンクールにおいて数々の受賞実績を持つ。切り花用のバラ苗の生産でも大手。
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日本初の化学肥料製造会社!
日産化学株式会社
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再生医療用細胞等の治験薬製造から医薬品の
量産製造まで行う企業Minaris Regenerative Medicine 株式会社
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在校生インタビュー
植物病理学者をめざす
Profile Mさん
高校でもバイオ分野を学んでいたのですが、そのまま継続して勉強したいと考えたときに、興味のある植物と実験の両方が学べる場所は、東京バイオしかありませんでした。
入学当初は機器の取り扱いなど他の同級生よりも慣れている部分はあったのですが、どこよりも丁寧に実験技術が学べる東京バイオだからこそ、実験初心者だった同級生ほど実験操作が綺麗だと感じています。将来はインターンシップ先で学んでいる「植物病理学」を活かして、大手種苗会社で分析などの仕事に携わりたいと思っています。
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