携帯型測定器・捕集装置とGPSによる局所大気環境測定法の検討

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大気環境の測定は一般環境大気測定局や自動車排出ガス測定局での定点測定が主流となっている。
該当する広域的地域の大気環境の確認には利用できるが、
交通量の多い道路付近の住宅や工場付近の局所的な大気環境の状態は不明であることが多い。

生活圏内の大気環境を知ることは健康問題を考える上で重要であるが、
大気環境捕集装置やPM2.5測定器は通常大型・高額であることが多く、
扱いにも専門技術が要求され、簡易的に測定を実施することは困難であった。

ところが最近になって、ハンディサイズで使用法が簡単な捕集装置及びPM2.5計が開発された。
これらにより、従来測定が実施されてこなかった場所・地域における大気環境測定の可能性が示唆されている。

本研究ではこれらの装置を用いて、
実際に大気環境の局所測定が簡易に実施できるかについて検討した。

また、局所測定における場所情報の記録手法としてGPSロガーを用い、
測定・分析結果の解析の一助となるかについても検討した。

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