【ワイン醸造プログラム】ワインを作ることって難しい?
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こんにちは。
「醸造家に学ぶワイン講座」の講師を担当します増子です。
ワインを作ることって難しい?
前回のコラムを読んで、
それでもワインを造ってみたいと思ったとして、
ワインを造ることって難しそうですか?簡単ですか?
とても、難しそう・・・とよく言われます。
以前にも書いたとおり、
ブドウを放おっておけば、発酵は始まります。
ワインはできます。(それが日本では、酒税法違反だとしても。)
そう、難しくはないのです。
しかし・・・
おいしいもの。人を感動させることができるワインを造ること。
そうなってくると話は変わってきます。
ここで、ちゃんとワインと呼べるものを造るために
必要になることは、なんでしょう。
私は「忍耐」という言葉が、浮かびます。
例えば、料理を作るとして、まず何をしますか?
作りたいものをイメージして、レシピを探し、
必要な機材、材料を書き出し、買い物へ行き、材料を集める。
そして、レシピをみながら料理を作る。
こんな感じでしょうか?
通常の料理であれば、数十分から、数時間もあれば、できるでしょう。
煮込み料理で、長くて数日程度でしょうか?
ワインであっても、始めるところまでは、そんなに変わりません。
(1日で材料が集められることはないとしても。)
だけど、作り初めてからが肝心です。
短くても数ヶ月、時には、数年かかって、瓶詰めに行き着くわけです。
そこから、美味しくいただくためには、数年、いや、数十年かかるものも。
もし自分で栽培したブドウから、ワインを造りたいとしたら、ここにプラス3年はかかります。
ね、忍耐が必要。
「時には、待つことも、ワインメーカーのお仕事です。」
というのは、私の師匠でもある父の口癖です。
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