【ワイン醸造プログラム】風変わりなワイナリー ~その2~
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こんにちは。
「醸造家に学ぶワイン講座」の講師を担当します増子です。
前回のコラムでもお話しましたが、講師を務める父娘で運営する私たちのワイナリー「Cfa Backyard Winery」は、少し風変わりなコンセプトのもと運営しています。
もともと、醸造、ワイナリー設立等のコンサルタントをしていた私たちは、日本でワインを造るにあたって、たくさんの課題があることを認識していました。その解決策の1つを提示するワイナリーとしてワイナリーを立ち上げました(ネゴシアン方式)。今でも、ワイナリーと認めないと言われたり、試飲さえしていただけなかったり、「先行きが不安です。」と設立早々、記事にかかれてしまったり、いろいろなことがありながら、12年が経ちました。
私たちのワイナリーは、主に2品種のぶどうをメインに醸造しています。
それも、甲州、マスカット・ベーリーA種です。ワイナリー設立時、この2品種でワインを造っていくことになるとは考えておらず、しかし、2012年、ワイナリーを立ち上げた時点で、入手できたぶどうがこの2品種だったのです。私たちは、コンサルタント時代、ほぼ欧州品種しか触らず、ワインを造ってきました。
父にとっては30年ぶり、私は初めて触る甲州、マスカット・ベーリーAでした。そして、触ってみたら、実に面白かったのです。
そして、私たちは、この2品種にのめり込みました。この2品種から、ワールドスタンダードなワインを造ることを掲げ、栃木県でワインを醸造するからこそ、一般的ではない造り方を積極的に行い、小さなワイナリーだからこそできる手間のかかる造りにチャレンジしてみるなどしながら、この2品種より多種多様な甲州とマスカット・ベーリーAのワインを醸造しています。
今週より、伊勢丹新宿店で、「世界を旅するワイン展」に出展させていただいております。
甲州5種類とマスカット・ベーリーA6種類というライナップです。それぞれの造りや味わいの違いを店頭でお話させていただきます。お時間ございましたら、ぜひ、足を運んでいただき、私たちが造る甲州とマスカットベーリーAのワインをご紹介させていただければ嬉しく思います。
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