【ワイン醸造プログラム】少し風変わりなワイナリー

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こんにちは。
「醸造家に学ぶワイン講座」の講師を担当します増子です。

 

少し風変わりなワイナリー。
今回は、わたしたちのワイナリーのことをお話してみようと思います。

 

名前は、「Cfa Backyard Winery」といいます。


少し覚えにくい名前ですが、私たちのワイナリーを造った意味を込めた名前です。
「Cfa」は、日本(本州)の属する気候帯である温暖湿潤気候を意味し、「Backyard」は、わたしたちの家業である「清涼飲料水工場」のバックヤードでワインを造るということを意味しています。

 

Cfa=温暖湿潤気候。日本の本州と韓国(そして、イタリアの一部)が属する気候区分です。比較的温暖な気候であり、夏は気温があがり、雨が降る。
そんな気候ではないでしょうか?

一方で、私たちがイメージするワインの銘醸地は、地中海性気候に分布していることが多いです。温帯であることは、日本と同じですが、夏の雨は少なく、乾燥しています。温帯は温帯でも、雨、湿度に関しては、正反対の気候です。日本は、難しい気候の中で、ぶどうを育て、ワインを造っているのです。

日本でワインを造ることの意味、
そして、日本の気候・風土・食文化に合ったワインとは?

 

そんなことを模索するために、ワイナリーは生まれました。
生まれた街が栃木県足利市だから、ここにワイナリーがありますが、地域にあまり縛られるすぎることなく、ワインを造ることがポリシーでもあります。

上記の意味を込め、私たちのワイナリーは、「国産化から日本化へ」という言葉をミッションに、ワイナリーを運営しています。
日本であまり見られないスタイルだからこそ、理解されないことも多いです。

(次回に続きます。)

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