【ワイン醸造プログラム】COLD SOAK?

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こんにちは。
「醸造家に学ぶワイン講座」の講師を担当します増子です。

 

COLD SOAK?

ワインのテクニカルシートで見たことがあると思います。

COLD SOAKを○日間させました。
ぶどうをタンクに入れて、冷やして、おいておくことよね?
そんな認識ではありませんか?

それは、
なんのために?
どのくらいの時間?
どうやってするの?

酵母添加をする前に、COLD SOAKを選択することがあります。
その目的は、色、そして、フレーバーを抽出するためです。
ぶどうをある一定期間(ワインメーカーの考えにより、期間は、異なります。)低温でおいておきます。酵母添加前まで、もしくは、自ら発酵を開始するまで。

一般的なワイナリーは、冷凍機をもっているので、COLD SOAKを適切に制御しながら行うことができます。

COLD SOAKは、リスクのある作業で、それは、酵母を添加せず、発酵によって生産される二酸化炭素にカバーされることもなく、おいておくので、バクテリアが増殖したり、揮発酸の量が増えたりすることもあります。

なので、冷凍機のある環境で、低温でマストを保持しておくことができれば、COLD SOAKでの好ましくない微生物の生育の可能性を抑えながら、色、フレーバーなどを抽出させることができるのです。

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