【バイオ豆知識】身近なもの(pH指示薬など)で色変化を楽しめる実験を紹介!/学生ブログ

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こんにちは!
バイオテクノロジー学科3年制
(食品開発コース希望)1年のTです。

 

今回は実験で使われるpH指示薬と
身近にある指示薬のかわりになるものを使って、
色変化を楽しめる実験について、
お話ししたいと思います。

東京バイオの前のブログで、
私たちの生活に身近なものをpH測定した記事があります。

興味のある方はこちらもチェックしてみてくださいね。
(pHとは、その液体が酸性なのか、
アルカリ性なのかを表す尺度のことです)

 

 

まず指示薬とは何なのか?

pH指示薬とは溶液が酸性なのかアルカリ性なのかで、
色が変わる試薬のことです。

よく使われるものには
・BTB溶液
・メチルオレンジ
・フェノールフタレイン
などがあります。

 

BTB溶液は酸性では黄色
アルカリ性では青色を示します。

 

pHによって色が変わることを利用して、
酸性の液体とアルカリ性の液体を混ぜて、
液体の濃さを求める(定量分析)実験にも使われています!

 

 

身近にあるpHで
色が変わるものは?

さて、身近にあるpHで色が変わるものとして、
ポリフェノールがあります。

 

みなさん紅茶を飲むとき、
色が薄くなった経験はありませんか?

あの色が変わる原因となっている物質が、
ポリフェノールなんです!

 

 

中でもポリフェノールの一種である
アントシアニンは色の変化がわかりやすく、
ブルーベリーやナス、
紫キャベツなんかに多く含まれています。

一般的に酸性で赤紫やオレンジ、
中性やアルカリ性で青~緑になります。

 

 

色が変わる原理として、
アントシアニンは液性によって構造が変わり、
吸収できる光の波長の長さが変わるので、
色が変わったように見えるのです!

 

紫キャベツの煮汁を使って身近にある
液体のpHを調べる実験
なんて自由研究にもおすすめですよ!

 

また、バイオフェスという来校型のオープンキャンパスでは、
僕たち在校生と一緒に体験できるミニ実験として、
ブルーベリーとマローブルーを使った
実験もご用意しています!

 

皆さんがお越しになるのを心よりお待ちしております! !


(参考資料 http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q07.html )

 

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