【お酒の豆知識】日本酒について/学生ブログ

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こんにちは!
醸造発酵コース2年のSです!

 

 

 

今回は世界からも注目を集めている
日本に古くから伝わる文化の一つ

日本酒について

お話ししたいと思います!

 

 

 

・なぜ世界から
 人気が出ているのか?

2013年に日本の和食が
ユネスコ世界無形文化遺産に登録され、
海外の日本食レストランが増えていきました。
それとともに、日本酒の輸出量も増加していきました。

また、
日本酒の国際品評会での評価が高いこともあり、
注目を集めて行ったそうです。

 

 

・日本酒の歴史は
 いつから始まった?

今では全国で作られている日本酒。
国の名前がついたお酒なわけですが、
どんな歴史があるのでしょうか?

諸説あるようですが
日本に稲作が伝わった
弥生時代には米を使った酒が
飲まれていたと言われています。

 

当時の日本酒は米を人の口で噛み、
唾液に含まれる酵素と
野生酵母の働きで作る
「口噛みの酒」が
製法の一つとして伝えられています。

奈良時代には、
今の日本酒造りと同じように
米麹を使用した製法が
全国に伝えられています。

その後日本酒造りの方法が
確立されていき、
江戸時代には多くの職人たちに
より品質も向上して行ったそうです。

 

 

・日本酒はどうやって
 造られているの?

日本酒は米、米麹、水から造られます。

日本酒で使われる米は食用のものと違い、
酒造好適米という酒造りに適した酒米を使います。

食用と比べ粒が大きく、
粘り気が少ないなどの特徴があります。

 

米麹とは米にカビの一種である麹菌を繁殖させたものになります。
この米麹は米に含まれるデンプンを糖に分解してくれます。
糖が生成されるためアルコール発酵
(糖からアルコールを生成できる酵母の働き)が可能となり、
米からお酒が作れるようになります。

また米に含まれるタンパク質を旨味成分である
アミノ酸に分解してくれる役割もあります。

これにより日本酒に旨味やコクを出すことができます。
水は日本酒の8割を占める原料になります。
米を洗う時、蒸す時、
加水する時など様々な製造工程で使われます。
水は含まれるミネラル分の量で硬水や軟水に分類できます。

硬水で造る日本酒は輪郭のはっきりしたキレがあり、
軟水で造る日本酒はやわらかく
まろやかな口あたりになる傾向があるそうです。

 

 

・日本酒の分類

日本酒は
・普通酒
・純米酒
・吟醸酒
・本醸造酒
などに分類できます。

 

普通酒は原料や精米歩合
(玄米を精米して残った白米の割合)に
決まりが無いものです。

純米酒は米、米麹、水のみから
造られたもので米本来の香りや味を楽しめます。

吟醸酒は精米歩合が60%以下で
酒造アルコールの添加と吟醸造りが特徴です。
吟醸造りとは米を通常より低い温度で
長期熟成させる製法で、
日本酒がよりフルーティで華やかな香りになるそうです。

本醸造酒とは精米歩合が70%以下で
酒造アルコールが添加されています。

香りが控えめで辛口のすっきりした酒になる特徴があります。

 

日本酒についてお話ししてきましたが
いかがだったでしょうか?

 

歴史も古く種類も豊富で知らないことだらけでした。

 

東京バイオ先生には現役で日本酒造りをしている方もいるので、
これから授業で学ぶことが楽しみです!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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