【授業風景】バイオ分野の基礎を学ぶ!1年生の授業について/学生ブログ

投稿日:

こんにちは!

東京バイオテクノロジー専門学校
4年制学科 1年(植物バイオコース希望)の
Tです。

 

東京バイオでは、希望のコースにわかれるのは、
2年生になってからです。

その前の1年生の授業では、
バイオ分野の基礎を学びます。

コースに分かれる前の授業がどんな風に進むのか、
参考にしてください!

 

 

今回紹介する内容は、
「微生物実習」で行った
手指の衛生を調べる実験です

 

 

そもそも微生物実習は、
「カビ、酵母、細菌の培養と形態観察を通して、
それぞれの微生物の特徴と取扱の基本を学ぶ実験の授業」です。

この日の実験は、実験者にとって、
どれだけ手洗いが大切かを知るために行われました!

 

 

この実験で使った材料と器具はこの3種類です。

・滅菌シャーレ(2枚/人)

・三角フラスコ

 

・メスシリンダー

 

 

 

実験のサンプルは手指についた微生物!
微生物を確認するために、
まず行なったこと!

 

 

学生の手指がサンプルなので、
微生物を確認するために、採取にはシャーレに
条件を変えた手指を押し付けました!

 

 

条件の一覧
A:なにもしないで指をおしつける
B:手洗いをした後に指をおしつける
C:70%エタノールで消毒した後に指をおしつける
D:スマホをさわった後に指をおしつける

 

上記の4つの条件下で、
シャーレ中の2種類の培地※①
(普通寒天培地とデスオキシコーレイト培地)に
それぞれ指をおしつけて、
ある一定の温度で3日間培養します。

 

培養が終わったら、
培地中に出てきた菌のコロニー※②
比較して、どのような事が考えられるか考察していきました!

ちなみに、条件のDは自分で好きなように
やっていいとの事だったので、
私はスマホを触った後におしつけました!

 

 

 

意外と手指には
多く微生物がついている!?

手洗いせずに実験に取り組むと、
微生物が付着して、
実験の結果に影響することも…。

 

 

↑この写真が実験結果の写真です。
普通寒天培地の結果は下記の通りとなりました!

 

 A:黄色いコロニーが1個
 B:白いコロニーが12個
 C:小さく白いコロニーが1個
 D:少し大きめのコロニーが2個

 

デスオキシコーレイト培地※③には、
どの条件下でもコロニーはでませんでしたが、
他の人の培地を見せてもらうと
ピンク色のコロニーができていました!

 

 

今回の実験を通して、
消毒をすると菌が大幅に減ることが分かりました!

また、消毒は短時間で、病原微生物を大幅に減らすことができ、
ちゃんと消毒できているかどうかは
結構大事なことであって、
衛生を保つことで
自分自身を病原微生物などから守ることだけではなく、

実験をする上で
実験結果そのものに影響する可能性があります!

 

その短時間をどれだけ面倒くさがらずにやれるかが大切です。

 

 

最後になりますが、他の班の人の培地も見せてもらうと、
結構個人差があったので面白かったです。
消毒などの大切さを改めて感じることができて、
とても有意義な授業であったと思います!

 

 

今回ご紹介した微生物実習をはじめ、
1年生の授業では、
【実験器具の使い方・試薬の特徴や扱い方・濃度の計算方法など】
実験の基礎の勉強をしていきます。

 

実験は好きだけど、
高校の授業であまり実験をしていなかった方も…
東京バイオでは、基礎から勉強できるので、安心してくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

※①培地
→細胞や微生物が成長しやすいよう
 人工的に作られた環境のこと。  
 代表的なものでは、
 寒天などで固められた固体培地、
 液体培地などがあります。
※②コロニー
→菌の集まりのこと。
 このコロニーを数えて菌数する。
 微生物の種類によって、色や形が異なる。
※③デスオキシコーレイト培地
→培地の種類の1つ。大腸菌群を選択する培地。

 

↓Tさんの過去のブログはこちらをチェック↓

 

 

実験ができる体験実習開催中

東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
また、週末忙しいい方のために平日説明会も開催中。
是非お越しください!