花の色の仕組みってどうなってるの?
投稿日:
4月になって、
少しずつ温かい日も増えてきましたね!☺
外出自粛が要請され、
自宅で過ごす時間がほとんどですが、
一歩外に出ると桜やチューリップ,たんぽぽなどが咲いていて…
春は1年で1番!植物たちが元気な季節!
なのに家にいなきゃいけないのが
すごくもったいない!と感じてしまいます。
🌼💐🌻🌺🌸🌹
今日は花の色についてのブログです!
🌺🌸🌹🌼💐🌻
今、話題のゲームでは、
無人島での生活を豊かにするために
可愛い色の花を植えて、
そのために同じ種類の
色違いの花を並べて咲かせて…
というように花の色を増やすために
色の交配にチャレンジしている方も
多いのではないでしょうか。
ただ、現実の花の色はそのような方法では
異なる色の花は咲きません😅
実際、私たちの見ている花の色は
花の表面で反射する光の色✨や
4種類の色素の特性🌼が関わってきます。
そもそも人間の目に見えている花の色は
太陽や電灯の光が花に当たったときに、
色素に吸収されずに
花の表面で反射する可視光線の色で決まります。
可視光線の色が決まる方法として
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の
ホームページにはこのように掲載されています。
光は様々な波長(注1)の電磁波の集まりです。
異なった波長の光は、人間の目には異なった色として映ります。
人間が色として認識できるのは可視領域の波長(380~780nm)の光です。
可視領域よりも短い波長(紫外線)や長い波長(赤外線)の光は色として認識できません。
アントシアニンやカロテノイドは可視領域の光を反射するため、
人間の目には色として認識されます。
たとえばカロテノイドは400~600nm領域の紫~青~緑色の光を吸収します。
可視光の中の残りの黄色~赤色の光は反射して人間の目に入り、色として認識されます。
※波長:波の2つのピークの距離を波長と呼びます。炭素と炭素の結合が二重結合の場合(C=C)、
紫外線を吸収します。共役二重結合(注2)を持つと、
その長さ(数)に応じて吸収する光の波長がより長くなります。
共役二重結合が5つ以上になると紫外線ではなく青い光を吸収するようになり、
さらに長くなると緑色の光を吸収するようになります。
吸収された残りの波長の光が反射し、人間の目に色として映ります。
光を反射するのが花びらに含まれる色素です。
色素の特性によって、色が変化していて、
代表的な4種類の色素が色のもととしてあげられます。
・4種類の色素
■フラボノイド(赤や青、紫色など幅広い色のもとになるもの)
■カロテノイド(黄や橙,赤の範囲の色を出します)
■ベタレイン(黄色から紫色を出す色素)
■クロロフィル(葉緑素で緑色を出す色素)
また、白い花には色素がありません。光を吸収する色素がないので、
全ての色を乱反射させるので白に見えるのです。
このようにいつも何気なく見ている花でも面白い発見があります。
いつもの道に咲いている花など
身近な植物に含まれる色素を調べてみてください👀
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