知的財産管理技能検定 直前対策講座

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東京バイオの3年次で受験する資格の一つに「知的財産管理技能者」というのがあります。
3級からはじまり~2級~1級と難易度が上がっていきます。
これは、国家資格の一つで、新しい発明や発見を国に登録し、それを権利として保護していくための知識と技能を有しているという認定資格です。

今日は3年生が知的財産管理技能検定の受検を目前に控え、直前対策講座を受講しています 

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“発明”というと特許を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実は知的財産の中には色々なものがあります。

バイオと特許?
一見、あまり縁がなさそうですが、そうではありません。

バイオ技術には、実験方法、測定機器は欠かせません。
新しい手法や新型の機械類を発見・発明した時にも「自分が一番初めに、見つけた!または創った!!」と主張して、「ハイ!その通り」と真似をさせないための自己主張するためのものです。

新しい遺伝子を発見した場合も、これに当たります。
多くの研究費用を要して、他の人に横取りされて、商売に使われないようにしなければなりません。

今や企業に限らず、公的な研究機関も実験で得られた結果を権利として確保します。
すなわち、知的財産管理技能者とは、“コロンブスの卵”を「いつ」「誰が」「どのような方法で」「何を見出したか」という知識を権利化できるのかどうか?を見極めるひとのことです。

そのためには、その分野における(例えばバイオ技術)豊富な知識と権利を主張するための法律も理解していなければ、何かを発見しても、それが新しいものなのか?どうやって権利化するのか?がわかりません。
日本は、今までこの知的財産権にはあまり貪欲ではなかったのですが、これからさらに知的財産管理技能者が増えることによって、実験結果が発明に繋がっていくと思います。

実験技術者は、常に新規性を求め、その判断をすることも不可欠なのです。
東京バイオは、そのような研究分野に貢献できる人材を育てています。

余談ですが、あの有名な“iPS”細胞にも知的財産(特許)が認定されています。

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東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
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是非お越しください!