DNAコース 遺伝子工学実習
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こんにちは、教務部の飯田です
今日はDNAコース3年生の遺伝子工学実習Ⅱをご紹介します
1年生の時の基礎遺伝子実習はDNAの抽出・DNAの増幅・DNAの切断といったようなDNAを扱う上での基礎の部分を学びました。
2年生の時の遺伝子工学実習Ⅰでは、基礎の実験を応用させて、DNAを組み替える実験を行います。
さらに進んで3年生では、肝臓組織のcDNA(人工的DNA)ライブラリーを作製する事を目的としています。
まずは、マウスの肝臓組織からRNAを抽出します。
RNAはDNAと比べてとても壊れやすく、とても扱いが難しく、毎年とても苦戦します
ですが今年の3年生はしっかりRNAを抽出する事が出来ました
その日の実習で行う実験の原理と実験方法をしっかりノートに記録してから、実験を開始します
マウス肝臓のRNAからは、その後メッセンジャーRNAだけを単離し、
それを鋳型としてcDNA合成し、完成したcDNAライブラリーを評価していきました。
お互い、教えあったりしながらみんなで協力して実験をします。
逆転写酵素を用いて、cDNAを合成して出来たDNAを色んな処理をして、大腸菌に遺伝子導入します。
遺伝子導入した大腸菌を培地の中で培養し、形成されたコロニー(大腸菌の集合体)を採取しPCRをかけました。
PCRをかけると目的遺伝子(cDNAライブラリー)が存在しているとその目的遺伝子(cDNAライブラリー)を増幅することが可能です。
cDNAライブラリーが合成できていて、PCRによってDNAの増幅が出来たかどうか電気泳動を用いて確かめました。
各班、8サンプル中2~3サンプルでcDNAライブラリーと思われるDNAが確認できました。大成功です
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