加工食品に含まれる栄養成分の分析法に関する検討

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2020年度から 加工食品では栄養成分表示が義務化された 。
しかし、公定法による測定では、多くの操作工程と時間を要する。

そこで、連携先の東京顕微鏡院では食品成分の測定に利用されている近赤外分光法( NIR 法)を
加工食品に含まれる栄養成分分析への応用を検討していた。

2022 年度、加工食品中の栄養成分について NIR 法を行ったところ、
ナトリウムを除く義務 五成分 (タンパク質、脂質、水分、炭水化物、ナトリウム) では
NIR 法の測定結果と公定法の測定結果は良好な相関性が得られた。

2023 年度、連携先に依頼の多い食物繊維を検討したが、
多くの検体では両者の間に相関性が認められなかった 。

今年度、新たに測定する加工食品について、
義務五成分を含む食物繊維などの
多変量解析における検量モデル(検量線)を作成して測定を行い、
一致率の高い食物繊維の定量法の開発を試みた。

 

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