【授業紹介】細胞を取り扱う授業について/学生ブログ

投稿日:

こんにちは。
再生医療コース2年のNです。

 

 

オープンキャンパスの参加者の方から
再生医療コースの授業に関する
よく問い合わせがあるようです。

 

 

今回のブログでは、細胞を取り扱う授業について、
1年生で行う動物細胞実習から、
どんな授業をしているのかお答えいたします!

 

 

高校の生物基礎の授業で、
細胞の構造などについて勉強すると思いますが、
進路研究の参考にしてください。

 

 

細胞に関わる授業
ってどんなことをするの?

この実習では、
動物細胞の浮遊細胞や
付着細胞の培養法を習得することを目的としています。

具体的には、クリーンベンチの使い方や
細胞や培地の取り扱い、
培養操作の基礎などを学びます。

  

 

実際にマウスやヒトの細胞を使って、
細胞の培養(※①)継代(※②)をします。

具体的には培地(※③)のpHや成分を変えて、
細胞にどんな違いが出るのか、
どのpHが最適か、
その成分には効果があるのかなどを考えていきます。

 

 

ここが楽しい
→とにかく新しいことが
沢山!

細胞培養はクリーンベンチという作業台で実験を行っていきます。
普段とは違う環境で、
初めて使う器具や新しく習うことが沢山あるので、
新鮮な感覚がしてとても楽しいです。

The研究!という見た目も楽しみの一つです。

私は黙々と作業をすることが好きなので、
細かい作業をし続ける培養実習の時間は毎回楽しみでした。

 

 

ここが大変→集中力が必要…

空中や手には沢山の雑菌が存在するため、
試薬調製から保管場所に入れるまで、
常に気をつけなければいけません。

ましてや、細胞培養は長期間にわたって行う実験なので、
1週間2週間と頑張ってきたのに
カビや細菌が繁殖してしまうと悲しくなります。

目に見えない敵と戦う感覚でかなり集中力を使います。

 

 

今回は動物細胞実習についての
お話をさせていただきました。

再生医療コースは他のコースに比べ、
細胞に関する授業が多くなります。

1年生で行う動物細胞実習では、
細胞培養の基礎的な技術を沢山学ぶことができます。

コース体験などでも
実際に細胞を扱った授業をしているので、
気になる方は是非ご参加ください。

 

本文に出てきた色んな用語について

※①培養→細胞を体外の人工的な環境で育てること
※②継代→細胞数が多すぎたり、
     培地の栄養分が足りなくなったりしないように、
     細胞数の調整をして新しい培地に交換すること
※③培地→細胞を培養するために必要な栄養分が入ったもの。
     液体やゼリー状に固めて使う菌が増えないようにしたり、
     交換のタイミングが見てわかるように色をつけたりする。

 

 

Nさんの過去のブログはこちらをチェック↓

 

 

実験ができる体験実習開催中

東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
また、週末忙しいい方のために平日説明会も開催中。
是非お越しください!