印象に残っている化学系実験について/学生ブログ
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こんにちは!!
東京バイオテクノロジー専門学校
3年化学分析コース(現:化学コース)のIです。
今回のブログは、
今までの3年間の授業を振り返って、
印象に残ってる化学の実習について、
お話ししたいと思います。
印象に残っている化学系実験①環境化学実習
まずは、河川から
採取してきた水の
水質調査をした
環境化学実習!!
この実習では、学校の近くにある呑川という川から採水してきて、
COD(※①)、BOD(※②)、SS(※③)、DO(※④).
などといった
項目について分析するという内容でした。
※①化学的酸素要求量の英語名の略。水質汚濁を示す指標の1つです
※②生物化学的酸素要求量の英語名の略。微生物が活動する溶存酸素の量を測定するもの。
※③懸濁物質のこと。水質検査時に存在を確認できる物質の総量。
※④溶存酸素のこと。水中に溶けている酸素のことを指します。
これらを分析する事によって
今の呑川の水質環境を知ることができます。
環境化学実習全体を通しては、
評価したいもの(サンプル・試料)を 分析できるようにするための
サンプルの処理分析を学ぶ授業で、
他の実験授業はサンプルが用意されているのですが、
この授業は普段の授業とは違い、
コースのみんなと協力しながらサンプルの
河川水を汲みに行くという点がとても印象的でした!!
*****
印象に残っている化学系実験②医薬品分析実習
続いて、普段皆さんが飲んでいるような栄養ドリンク、
医薬品の成分について分析した医薬品分析実習!!
この実習では、お馴染みの栄養ドリンクYや
風邪薬PなどについてHPLC(※⑤)、
GC-MS(※⑥)などの成分を分析できる機器を用いて、
含まれている成分を分析するという内容でした。
通常では触る事ができないような機器の扱い方など
といったスキルを学ぶことができました。
医薬品分析実習で取り扱ったサンプルの中でも、
栄養ドリンクにはよく含まれているカフェイン以外にも、
あまり馴染みのなかった「ビタミンE」がどれだけ入っているのかもわかったり、
定量実験(定量実験とは、目的の物質量がどれだけ入っているのか調べる実験のことです)
からこんな成分が入ってるの!?
などと驚かされる事も多くあり、意外な発見ができました!!
ちなみにカフェインなどが入っている試薬溶液に光をあてて、
物質の濃度が分析できることも学びました!(このことを蛍光反応といいます)
以上が僕が印象に残ってる実習となります!!
※⑤ 高速液体クロマトグラフという実験機器のこと。

さまざまな物質の分離や定量のための代表的な手法として,幅広く利用されています。
医薬品・化粧品・食品などに「何が」「どれくらい」含まれているかを分析することができます。
※⑥ ガスクロマトグラフ質量分析計という実験機器のこと。
ダイオキシンや環境ホルモンの分析から、ドーピング検査や科学捜査の分野で活躍している装置です。
微量の試料からその中の物質の分子量や物質が何であるかを調べる時に利用します。
*****
他にも楽しかった実習などたくさんあるのですが、
今回はこの2つを抜選してお話させてもらいました。
長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました!!
もし、これを読んで少しでも興味が湧いたり、
楽しそうに思ってくれた方がいたら、
ぜひ東京バイオで行われているバイオフェスや学校説明会などにお越しください!!
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