食品衛生実習で牡蠣から大腸菌の検出を行いました!
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こんにちは
今日は食品開発コース・醸造発酵コースの2年生の「食品衛生実習」の様子をご紹介します
この日は今まさに旬!食材
「牡蠣」をサンプルに大腸菌の検出をしていました。
牡蠣といえば、腸炎ビブリオやノロウイルスなどにより食中毒も気になるところ…
生食用の牡蠣は食品衛生法で成分規格と加工基準が定められています。
成分規格は以下の通り
1. 細菌数は、検体1gにつき50,000以下でなければならない。
2. E.coli(大腸菌)最確数は、検体100gにつき230以下でなければならない。
3. むき身にした生食用かきの腸炎ビブリオ最確数は、検体1gにつき100以下でなければならない。
今回はこの2にあたる、実験を行いました。
まずは生牡蠣を刻み、生理食塩水に入れます。その後、ストマッカーという機器にかけて粉砕・均質化。
この溶液を段階希釈(少しずつ薄く)したものを、培地に接種して(菌液を加えて)いきます。
大腸菌用の培地はこちら
BGLB培地という培地です。
この青緑色が黄色に変わると大腸菌検出!ということになります。
大腸菌の他に、幅広い細菌の検出ができる一般細菌用の培地でも実験を行いました。
一般細菌用の培地はこちら
菌液とともにシャーレに流し込む混釈法という方法で作製しました。
結果は培養をかけて(菌が増えやすい環境において)また後日
ブログで報告しますね
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