研究の世界は、実験技術がなければ通用しない
“日本でたった10名”の難関技術を習得
私が所属する研究室では、移植免疫等の研究を行っています。臓器移植後は、拒絶反応を抑えるために免疫抑制剤を服用するのですが、それには感染症などの重篤な副作用があります。当研究室ではこの免疫抑制剤に代わり、移植された臓器に対する免疫反応だけを抑える“免疫寛容状態”を誘導することができる細胞製品の臨床応用を目指しています。またそれと同時にドナー不足の問題にも取り組んでおり、私はこの二つの課題に焦点を当てて研究を進めています。 この分野では、マウスを用いた“肝臓移植モデル”が必須となりますが、これは世界で限られた施設でしか行われていない難易度の高いものです。日本でも10人ほどしか行えない技術で、実は私がその一人。この技術を身に付けることができたきっかけは、東京バイオでマウスの基本的な操作を学んだこと、そして長期インターンシップでの経験でした。もともとは大学や企業で研究を支える実験技術 職をめざして入学したのですが、この技術を極めたい!研究者になりたい!と思い、大学院に進学。さらに技術を磨き、ついにマウスの肝臓移植モデルを確立することができました。この技術の有無で 研究上での競争力が上がるともいえるので、そういった意味では東京バイオでの学びが大いに役立っています。
専門学校から大学院へ進学するメリットとは?
大学院では、自ら仮説を立ててその仮説が支持できるのかを、実験を行って確かめる「研究手法」を 学びます。実験技術がなければ通用しない世界でもあるので、大学に比べて実験の経験をたくさん積める専門学校は、そういった意味で有利かもしれません。東京バイオでは実験のプロフェッショナルの先生方から幅広く、高レベルな実験技術を学ぶことができましたし、入試サポートとしての 英語対策もとても助かりました。
将来の目標・夢は?
今関わっている研究を発展させて臨床応用につなげることです。自らの研究が一人でも多く病に苦しむ方の助けになることを願って、日々研究を続けています。
実験ができる体験実習開催中
東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
また、週末忙しいい方のために平日説明会も開催中。
是非お越しください!