動物細胞実習~細胞培養を学ぶ実習~

投稿日:

こんにちは東京バイオの飯田です

今日は、1年生の動物細胞の培養を学んでいる実習について紹介します。

細胞培養分野は、
iPS細胞の活躍が期待されている再生医療の現場や、製品の開発のために培養した細胞を用いて検査を行っている企業も多く、
今後とても盛り上がっていく分野です。

体内から摘出された細胞を、人工的な培養容器の中で性質を維持させつつ培養する技術は多くの現場で求められます。

この実習では、
「653細胞というマウスの骨髄腫細胞」「HeLa細胞というヒトの子宮頸部ガン細胞」
の2種類を培養します。

無菌的に操作するために、丁寧に手を洗い清潔な帽子とマスクを装着して行います。

1
まず、細胞の様子を観察して細胞の健康状態を確認します。
培養容器の中いっぱいに、増殖した細胞は数を少なくして新しい培養容器に移してあげます。

2
クリーンベンチという、キレイな空気が循環している作業代の中に手を入れて作業します。
ガスバーナーの火であぶり、わずかに残る雑菌を死滅させ、無菌の状態の器具を用いて操作します。

3 4  

5 6

自分達が培養している細胞はどのくらい増殖したのか、血球計算盤に細胞液をセットしてその中にいる細胞数を数える事でデータ化していきます。
今回の各班の増殖効率はどうだったかかな???

…うん!どうやら、とても元気に増殖していたようです!!

7

この実習の始まる時に私はみんなに
「私は意地悪な小姑のようにみんなに これしちゃダメ! とか、それやり直し!とか細かく見て言うので覚悟してね(笑)」
と言いました。

 8
はじめは、
「緊張して手が震えるから先生あんまり見ないでください」と言ってましたが、

この実習も終盤になった今では…

「先生!安心してください!今日も無菌的に操作しますよ」とポーズしてくれました。
頼もしい1年A組の皆さんです!!

9

実験ができる体験実習開催中

東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
また、週末忙しいい方のために平日説明会も開催中。
是非お越しください!