
東京バイオテクノロジー専門学校では、卒業年次に卒業研究を実施しています。
卒業研究の内容はとても充実したものとなっており、最先端のインターンシップ先で卒業研究ができるのはもちろんのこと、学内で産学協同研究をすることもできます。
卒業研究の成果は、年度末に実施される卒業研究発表会で、研究機関や企業の皆様に発表することができます。

「実験を仕事にする」現場と同じように、テーマ設定・実験計画・予算計画を自分で選択、計画していきます。そのテーマ、計画に沿って、決められたルールを 守りながら卒業研究を実施していきます。実験結果を解析し、ディスカッションし、さらに実験計画を立て実験を進めていきます。
このように研究のプロセスを 総合的に行い、チームの一員として、現場の力を身につけていきます。

『市販用発酵コーヒーの開発』(H20年度)★特許申請中★
協同研究先:関東圏の某コーヒーメーカー
◇研究内容◇
この研究は、コーヒー生豆を微生物や酵素により発酵し、新しい風味を有するコーヒーを開発することを目的に研究を進めました。殺菌方法の検討やコーヒーの特有成分の分析、発酵終了後のコーヒーの官能検査や微生物の生存性、化学成分の分析などを実施。その結果、発酵コーヒーは、最近好まれる傾向の味覚に変化することがわかりました。この研究で、コーヒー生豆の発酵方法が開発されました。
また、H21年度、H22年度も引き続き協同研究を実施し、更なる研究が進められています。

『2010年平城遷都1300年の散華商品開発』(H21年度)★商品化★
協同研究先:株式会社ティアフロ・インコーポレイテッド
◇研究内容◇
散華とは、法要のときに仏を喜ばせるために蒔く花びらや葉のことです。現在ではきれいに彩色された紙製のものが一般に使われ、記念品として売られています。この研究の目的は国家的記念事業である、平城京遷都1300年記念で使用される散華用の香料を作成し、商品化することでした。
開発を行った結果、5種類の香りが商品化することに内定し、うち4種類を各1000枚ずつ作成しました。この開発された香料は、散華の中に同封され、奈良の寺院で販売されました。

『三宅島の旧酒造工場における有用酵母の分離及び特性の研究開発』(H21年度)
協同研究先:三宅島酒造株式会社
◇研究内容◇
東京都の離島である伊豆諸島では古くから焼酎醸造が行われ、現在10場を越える蔵が存在しています。2000年の噴火により全島民離島後、2005年に帰島が始まり、それとあわせた復興事業の一環として、三宅島酒造(株)にて焼酎製造が再開されました。
この研究では、旧焼酎蔵からの酵母の採取・分離、更に、分離酵母による焼酎製造を目的としました。単利された酵母について醸造物の分析を行い、醸造適性があると思われる3株が分離できました。そして、実際に小仕込みを行い、焼酎の醸造を行いました。これらを分析、官能評価を実施し、この3株には焼酎醸造適性があると示唆されました。
また、H21年度、H22年度も引き続き協同研究を実施し、更なる研究が進められています。

東京バイオテクノロジー専門学校では、卒業研究の成果を発表する場として、卒業研究発表会を実施しています。
卒業研究発表会では、ポスターセッション、口頭発表という形でプレゼンテーションが行われます。
研究機関や企業の方が、毎年約100名来場され、多くの質問や、アドバイスをいただくことができます。
まさに集大成の発表会です。