先生×企業×学生「産学協同研究」

各業界との「産学協同研究」で、より“質の高い”教育にチャレンジ。「開発プロジェクトの開始から参加。だから充実感と達成感を手にできる!」
教員:杉田 佑輔 先生

学んでもらいたいことを、
学ばせるための工夫とは。

先生の挑戦

全員が現場を実感できる、
本物の企業課題を私が用意します。

企業と共同で研究開発を行う「産学共同研究」は、東京バイオが最も力を入れている取り組みです。仕事をするということを、実際に肌で感じてもらうことが大切だと考えているからです。学んでほしいことは、「現場力」。授業と実際に現場の空気に触れて体感するのでは、やはり大きく違います。他人から指摘されたり評価されたりするという経験はとても大事で、そういった機会を増やしていくのが「産学共同研究」の目的なのです。企業と連携して1年間続けてきた結果は、学内での中間発表会や卒業前に産学共同先の方などをご招待して行われる卒業研究発表会で発表。まさに3年間勉強してきたことの集大成となります。

「どうしたら学んでもらいたいことを、学生たちに学んでもらえるのか」、常に私たち“教える側”が新しいチャレンジを続ける努力をしなければならないと思っています。どうしたら好奇心を満たし、力に変えることができるのかを、常に考え新たな企業とつないでいます。これから入学する学生たちにも、現場の空気に触れて力を付けてゆく。そして、充実感と達成感を手にしてもらえるよう、チャレンジを続けます。

学生たちの声

本当に私たちにもできた、
リアルな新商品開発。

東京バイオの先生たちが「学生に現場力をつけてもらう絶好の機会」と自信を持って語る「産学共同研究」は、東京バイオで学ぶすべての学生が、第一線で活躍する社会人と協力し、ひとつの研究を進める現場実習。実際のプロジェクトに開始から参加し、現場の空気を肌で感じながらの1年を過ごした学生たちの声を聞いてみました。

  • これまでとは違う「責任の重さ」を実感した1年間。

    第一線で研究をされている企業の方たちと一緒に、1年という長い期間研究をするということで、一番強く感じたのは「責任の重さ」がこれまでとは違うなということでした。3年間の集大成でもありますし、私がリーダーだったこともあるかもしれませんが、メンバー同士だけでなく、時には先生とも意見がぶつかり合ったりすることもあり、とても良い経験になったと思っています。私にとっては、東京バイオで学んで良かったと思える理由のひとつですね。

    コース 食品開発コース(3年制)
    卒業
    進学先 森永乳業株式会社
  • 「実験を仕事にする」というテーマを改めて実感。

    外部の、しかもお仕事として研究をされている企業の方々と一緒に研究ができるということで、「実験を仕事にする」という学校のテーマを、改めて実感することができました。かずさDNAさんに研究の経過をプレゼンテーションしに行って、その時に実際に作ったものを試食してもらったのですが、何度も失敗を繰り返した結果、やっと試食してもらえるまでになった時の感動と充実感は忘れられません。

    コース 食品開発コース(3年制)
    卒業
    進学先 株式会社メリーチョコレートカムパニー
  • まだ世の中に存在しない食品を創り出せた達成感!

    どう調理したら、青パパイヤを美味しく食べられるのかという実験は、食品加工の勉強をしている身としては、純粋に楽しかったですね。青パパイヤは硬いし味がないし、香りも良くないため、とても調理が難しい食材です。細かい成分分析など、まだやり残したことは多いのですが、実際に研究を仕事にしている企業の方々や講師の先生からアドバイスをいただき、その結果を卒業研究という形で発表できたのは、本当に達成感のある良い経験でした。

    コース 食品開発コース(3年制)
    卒業
    進学先 株式会社明治
みんなへの課題

日本で馴染みのない青パパイヤ、
君たちは、どう商品化する!?

  • 農業生産法人 株式会社千葉農産

新鮮でめずらしく、消費者に喜んでもらえる野菜を作りたい。そんな農家としての私の理想にピッタリだったこともあり、青パパイヤの栽培を始めました。日本では馴染みのない野菜ですから、実だけでなく葉や茎の利用方法も含めて提案していく必要があり、かずさDNAさんに成分の分析をお願いすることからスタートしました。タンパク質を分解する酵素が含まれていることはわかっているのですが、栽培中、他の野菜に比べて鳥獣被害に遭わなかったことや、虫が付かなかったことで、食用以外にも様々な利用価値があるのではと思いましたね。もちろん元々食べものですから、どう調理すれば美味しくいただけるかを追求するのも大切。その部分を東京バイオさんにご協力いただきました。

現場の声

私たちの時代にはなかった、
積極的な取り組みがいい。

  • 公益財団法人 かずさDNA研究所

千葉農産さんから「青パパイヤを地元の名産野菜として商品化したい」という相談をいただき、「どうしたら大根やキャベツのように買っていただけるようになるか」というところから、このプロジェクトはスタートしました。まだ研究の途中なのですが、実が食べられるだけでなく、葉や茎や根も有効利用できるそうです。葉にはカルパインという血圧降下作用のある成分が、そして茎及び根には滋養強壮に役立つマカ成分が含まれていることがわかっています。とはいえ、まず大事なのはどうやったら美味しく食べられるかということ。料理研究家の方のサポートを受けて、調理方法などの研究もしていますが、家庭やレストランで食べるような料理がすべてではありません。地元のお店でお土産として販売するような、日持ちのするメニューを考えるのも、今回は大切なミッションです。そこで協力いただいたのが、東京バイオの杉田先生と食品開発を学ぶ学生さんたちでした。実にほとんど味がないため、焼いたり煮たり、学生さんたちが試行錯誤を繰り返して作ってくれたメンマや漬物は、実に美味しかった。実習で現場の空気を感じて学ばせようという積極的な教育姿勢は、本当に素晴らしい。私たちが学生の頃には、こういった現場に直接身を置くような実習はなく基礎研究ばかりだったので、学生さんたちにとって、とても有意義な取り組みだと思います。

かずさDNA研究所とは 1994年に世界初の DNA 専門研究機関としてスタート。世界の DNA 研究をリードするとともに、医療、農業、産業、教育の分野で幅広く社会に貢献する研究所をめざしている。
生体分子解析グループでは、生体分子の網羅的な解析であるメタボローム解析技術を、医療・ヘルスケアや農業をはじめとする様々な分野で活用し、広く産業の発展を支援することをめざしている。

産学協同研究について

会場準備から発表方法まで、すべて学生主体で運営!
業界関係者を招いての
「卒業研究発表会」を開催。

毎年2月に行われる「卒業研究発表会」は、卒年次学生が1年間に渡り取り組んできた「産学協同研究」などの研究成果を発表する、いわば晴れの舞台です。企業・研究所から150名を超える方々に来場、評価をいただきます。また、発表だけでなく会場の運営もすべて学生が主体となり運営するなど、毎年緊張感が漂う催しとなっています。

卒業研究について

学生時代に商品開発ができる

自分の研究で世界に新しいもの生み出したい!
そんな志を持っている方、ぜひ私たちにサポートさせてください。