食品中に含まれるプロテアーゼを用いた透明骨格標本の作製

研究先 科学コース2 班

目的

近年、理科離れが唱えられる中、高校生が興味を持てる実験を考案し、その実験マニュアルを作成する事を考えた。 そこで本研究は、様々な食品中のプロテアーゼを用いて、容易な透明骨格標本を作製する方法を考察し、それに基づく中学生、高校生を対象とした透明骨格標本作製マニュアルを作成することを目的とした。

実験概要及び方法

透明骨格標本を作製するには重要な3工程がある。1.ホルマリンによるタンパク質固定、2.酵素処理によるタンパク質除去作業、3.アルシアンブルーおよびアリザリンレッドによる軟骨および硬骨の染色である。本実験では、体重 約5.0g の金魚(Carassius auratus)を用い、プロテアーゼとして身近な食品を用いて透明骨格標本を作製した。

結果と考察

食品プロテアーゼにより金魚の筋肉タンパク質を消化し、内部構造の可視化を行った。 この標品をアルシアンブルーおよびアリザリンレッドで染色した結果、軟骨は青色に、硬骨は赤色に染め分けることができた。食品は、納豆、塩麹、キウイおよび舞茸を用いた。その中で、納豆が最も筋肉タンパク質分解能があった。至適消化条件は温度37℃、pH7.8、反応時間約2 週間であった。納豆にはナットウキナーゼが含有していることが知られている。 以上を基に、中学生、高校生用の納豆を用いた透明骨格標本作製マニュアルを作成した。

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