乳酸菌生産物質の有用性の検討

研究先 醸造発酵コース4 班

目的

近年、乳酸菌の生理活性作用が注目されてきている。また、乳酸菌生産物質(以下PS-B1)についても、同様の期待がされはじめている。昨年度の卒業研究において、PS-B1 の皮膚のブドウ球菌群に対する抑制作用を報告している。本研究ではPS-B1 の有用性について、①皮膚常在菌のうち腋臭症の原因菌であるCorynebacterium 属に対するPS-B1 による作用の検証②PS-B1 の経口摂取による、アレルギー抑制作用について検証することを目的とした。

方法

培地に対し、PS-B1を種々の濃度で添加し、Corynebacterium 属(C.amycolatum,C.minutissium,C.xerosis)を播種し、培養後の濁度およびコロニー数による検証を行った。また、アレルギー抑制作用の検討では、PS-B1 をアレルギーモデルマウスに対して経口投与し、血中の総IgE 抗体価を測定した。

結果

NA 培地を用いた実験では、37℃/24h 培養した結果、control に対してPS-B1 添加、5%,10%で増殖抑制傾向が確認された。NB 培地で添加濃度5%、10%で振とう培養後24h の時点で、control に対し抑制傾向が認められた。今回の実験により、PS-B1 は添加濃度5%より、Corynebacterium 属に対して抑制効果が期待できることが明らかになった。また、PS-B1 の経口摂取によるアレルギー抑制作用の検証では、PS-B1 投与群は、アレルギー群に比べ血中総IgE 抗体価の抑制傾向が見られた。

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