カルボニルストレス性統合失調症のDNA マイクロアレイ解析

研究先 公益財団法人 東京都医学総合研究所 統合失調症プロジェクト

目的

統合失調症は約100 人に1 人が発症する精神疾患であるが、明確な発症原因は未だ不明である。 2010 年、本研究室で一部の統合失調症患者に「カルボニルストレス」が関係していることを初めて明らかにした。その統合失調症の遺伝子発現と代謝産物の関連に注目し、本研究では、株化リンパ芽球様細胞株を用いた統合失調症群、対照健常者群の遺伝子発現の差異を評価する。今回は統合失調症の発症回避と改善につながる分子機序を明らかにすることを目的とした。

方法

株化リンパ芽球様細胞を培養後、Total RNA 精製及び濃縮キットにてRNA を抽出した。抽出したRNAは、NanoDrop 1000、Agilent 2100 Bioanalyser を利用してRNA濃度、A260/280、RNA IntegrityNumber、RNA 比(28S/18S)を測定し、品質評価を実施した。今後、マイクロアレイ解析から抽出されたデータ解析は、MetaCore、NextBio、Expressionist 等を用いて目的となる新たな変動遺伝子の抽出を実施する。

結果

株化リンパ芽球様細胞株48 例から高品質RNA 抽出を完了した。現在、高品質RNA サンプルを使用して、Whole Human Genome Microarray Kit にて遺伝子発現解析を実施中である。更に、抽出した変動遺伝子と代謝産物との関連解析を計画している。

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