簡便化した長期オペラント行動解析の確立

研究先 慶應義塾大学医学部精神神経科学教室

目的

げっ歯類の意欲を計測するにはオペラント行動解析が用いられている。既存のオペラント行動解析は手続きが複雑なうえ、ほぼ毎日解析を行う必要があるため、長期的な観察が困難である。そこで、野生型マウスを用いて、手続きを簡便化させた長期間のオペラント行動解析法の確立を目指した。

方法

オペラント行動解析は、レバー押し課題を用いた。これは、レバーをマウスが押すと餌報酬が与えられるものである。9匹の C57BL/6Jマウスを用いた。生後 8週齢時からレバー押しオペラント課題の既存のトレーニングセッションを週 6回の頻度で行った。オペラント学習が成立した後に、簡便化させたテストセッションへ移行した。テストセッションでは、1粒の餌報酬を得るために要求されるレバー押し数が段階的に上昇する課題を用いて意欲を評価した。通常、テストを週 6日行うところ、週 2回で行った。生後 10ヶ月まで週 2回のテストを続けた。手続きを簡便化させたことによって、break point(1粒の餌報酬を得るために押した最大のレバー押し数)が維持されるかどうかを長期的に観察した。

結果

簡便化された手続き( 2セッション/週)に切り替えた直後はパフォーマンスの低下が認められた。切り替え後 3週間以降のパフォーマンスは安定していたため、長期的なオペラント行動解析の確立が出来たと考えられる。

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