食品廃棄物を利用した肥料の開発とその検討

研究先 分析化学コース1班

目的

平成 26年度の農林水産省の推計値によると、日本では年間 1,900万t以上の食品廃棄物が生じ、食品産業全体での廃棄率は 15%であるのに対して、外食産業での食品廃棄物の廃棄率は 78%とされている。そこで、本研究では、食品廃棄物を利用した肥料が植物の育成に有用であるか検討するとともに、その化学成分の分析を行うことを目的とした。

方法

食品廃棄物として、米、卵の殻を使用した。各廃棄物の抽出液とその混合溶液を用いて発芽実験および育成実験を行った。発芽実験では、カイワレダイコン、ハツカダイコンおよびリーフレタスの種子を対象とし、発芽の有無および全長の測定を行い、生育を比較した。育成実験では、カイワレダイコンの全長および葉の大きさの測定を行い、それぞれ生育を比較した。また、各抽出液の窒素、リン酸、カリウム、カルシウムおよびマグネシウムの含有量を測定した。

結果

発芽実験では、卵の殻抽出液が 3種全ての種子において最も生育がよかった。育成実験では、米と卵の殻混合溶液が全長、葉の大きさとともに最も生育がよかった。成分分析では、米抽出液がマグネシウムで、卵の殻抽出液が窒素、カリウムおよびカルシウムで、米と卵の殻混合溶液がリン酸で最も高い値を示した。

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