がん微小環境における p53経路関連分子の機能解析

研究先 国立がん研究センター研究所 難治進行がん研究分野

目的

がん悪性化には p53経路の不活化が関与していることが知られている。そこで本研究では、肺腺がんにおけるがんとがん間質、特に免疫細胞であるマクロファージとの相互作用を介した肺腺がんの悪性化メカニズムをマクロファージにおける p53経路に着目して解析を行うことを目的とする。

方法

M0型のマクロファージ様細胞を調製するため、ヒト単球由来の細胞株 THP-1細胞を用いた。それぞれの細胞を分化誘導剤として知られる PMA(150 nM)で 24 時間処理し培地交換後、M0型への変化を RT-qPCR法や FACS法などによって解析した。また、調製した M0型マクロファージに対し、活性化因子としてそれぞれ IFN-.と LPS刺激を行い M1型へ、IL-4と IL-13刺激を行い M2型へ活性化誘導条件の検討を行った。

結果

単球細胞にマクロファージへの分化刺激を行ったところ、単球細胞は細胞接着能が亢進し、マクロファージの分化マーカーである CD14などの発現上昇が確認された。M1型、M2型マクロファージへの活性化においてはそれぞれの分化マーカーの発現上昇が確認されたため、ヒト単球細胞からマクロファージへの分化、マクロファージの活性化が出来たと考えられる。

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