ケモカイン・ケモカイン受容体ネットワーク

研究先 東京大学医学部大学院医学研究科 分子予防医学研究教室

目的

がん細胞からケモカインというタンパク質が大量に産生されることが知られている。 ケモカインとケモカイン受容体はがんおよび炎症性疾患において重要な役割を担っており、ケモカイン受容体にケモカインが結合すると、がん細胞転移や、周りの免疫細胞の活性化などを引き起こす。そこで、ケモカイン受容体欠損マウスではケモカインとケモカイン受容体の結合が起こらないことに着目し、結合が起こらなければがんおよび炎症反応を抑えることが期待できるという仮説を立てた。 本研究はケモカイン・ケモカイン受容体ネットワークを解明することを目的とする。

方法

方法は二つある。一つ目は、各遺伝子欠損による細胞表面のマーカーの発見パターンを元に、遊走活性の違いを比較解析するための実験である。骨髄から採取した細胞を Boydenチャンバーというプーレトを用いて、ケモカインに対して遊走した細胞を詳細に解析する。二つ目は、ケモカイン受容体欠損マウスから調製した骨髄マクロファージについて、M1(腫瘍抑制作用)刺激とM2(腫瘍促進作用)刺激を加え、ケモカイン受容体の欠損によってM1・M2マクロファージの分化誘導に対する活性化の効率が強く起きるかを検討する。

結果

細胞遊走実験でケモカイン受容体欠損マウスの白血球の特定な表面マーカーを見出した。 ケモカイン受容体欠損よる M1と M2分化、活性化の効率への影響について解析を続ける予定である。

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