キノンオキシドレダクターゼ1(Nqo1)による LPS誘導性 IL-6産生の選択的抑制機構の解明

研究先 国立国際医療研究センター 免疫病理部

目的

キノンオキシドレダクターゼ1 (Nqo1)はキノン化合物の還元反応を触媒し、種々の発ガン物質や毒物の低毒化または無毒化を促進することが知られている。しかしながら Nqo1と免疫応答との関連に関しては不明な点が多く残されている。

方法

WTおよび Nqo1 KOマウスにチオグリコレートを投与、3日後に腹腔 MΦを回収した。回収した WTと Nqo1 KO MΦを培養し、LPSで刺激を加えた。上清を回収し、ELISA, リアルタイム PCR, ウエスタンブロットで測定した。

結果

MΦにおいて LPS刺激後 Nqo1が誘導されることを発見した。Nqo1 KO MΦではコントロール細胞に比べ、LPS誘導性の IL-6や IL-12の産生が著しく高くなっていた。次に Nqo1による LPS誘導性 IL-6産生制御機構を解明するために、I.B.に焦点をあてた。 I.B.は LPSにより誘導される IL-6や IL-12産生に必須の転写因子である。LPS刺激後 Nqo1 KOでは WTに対して I.B.の発現が維持されていた。ところが両細胞群において I.B.の mRNAに差は認められなかった。これらの結果から Nqo1は I.B.をタンパクレベルで不安定化させていることが予想された。

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