ロスマリン酸摂餌によるタウ蛋白質の過剰リン酸化抑制メカニズムの解析

研究先 東京大学 食の安全研究センター

目的

ストレス負荷により脳内においてタウタンパク質が過剰にリン酸化し、神経細胞毒性を生じることが報告されているが、詳細なメカニズムについては明らかにされていない。本研究は、ストレス下におけるマウスの脳内タウタンパク質のリン酸化メカニズムおよびポリフェノールの一種であるロスマリン酸による過剰リン酸化抑制効果について検討することを目的とした。

方法

Jcl:ICRの雄性 20.30週齢を、ストレス群と非ストレス群の 2群に分け、それぞれコントロール食(C)群と 0.5%ロスマリン酸(RA)添加食群の計 4群で飼育した。ストレス群は 19日間継続して 4.5cm四方の容器に 1日 30分間拘束した。最終日はストレス負荷後 20分間静置し、その後イソフルラン麻酔下で脳と血液を採取した。ストレスの指標である血漿中コルチコステロン濃度を ELISAにて測定した。左脳の大脳皮質と海馬はウエスタンブロッティングにてリン酸化セリン 396とAT8を検出し、定量化した。

結果

コルチコステロン濃度は C群と RA食群共にストレス群が有意に高値を示した。ウエスタンブロッティングでは、ストレスの有無でセリン 396と AT8のリン酸化に有意な差は見られなかったが、 RA摂餌によりセリン 396では抑制傾向が見られ、AT8では上昇傾向を示した。

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