ヒト血液検体を用いたヒト化抗 CD4抗体による in vitroでの CD4陽性細胞除去効果の検討

研究先 国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野

目的

より有効性の高いがん免疫療法開発のため、制御性 T細胞や骨髄由来免疫抑制細胞の一部など免疫抑制細胞に発現している CD4分子に結合し、 CD4陽性細胞を除去できるヒト化抗 CD4抗体(IT1208)が開発され、国立がん研究センター東病院にて第Ⅰ相臨床治験が予定されている。本研究では、IT1208によるヒト末梢血中の CD4陽性細胞除去効果の検討を目的に、 in vitroで実験を行った。

方法

同意を取得した健常人およびがん患者の末梢血 10 mLから、末梢血単核球( PBMC)を分離し、 1 μg/mLの IT1208もしくはコントロール抗体(抗 CD19抗体)を添加後、0,24時間で細胞を回収した。回収した細胞を T細胞の表現型、NK細胞、樹状細胞/単球を解析する抗体パネルで染色後、マルチカラーフローサイトメーターで解析した。

結果

IT1208によって、末梢血中の CD4陽性 T細胞(Th1,Th2,Th17,Treg等)を除去できることを確認した。CD4陽性骨髄由来免疫抑制細胞の除去は、指標とする HLA-DRの発現が in vitroで変化するため、確認することが出来なかった。主なエフェクター細胞である NK細胞の割合に関わらず、IT1208によって CD4陽性 T細胞を高率に除去できることが明らかとなった。

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