短期亜鉛欠乏に起因する味嗜好性の変化とその発症機構の解析

研究先 東京大学大学院 農学生命科学研究科 ILSI Japan寄付講座機能性食品ゲノミクス

目的

必須微量元素の一つである亜鉛の欠乏は味嗜好性や摂食行動といった、食に関わる機能に異常をもたらす。その原因として、これまで様々な報告がなされてきたが、その発症機構は未詳な部分が多い。そこで本研究では、複合的な要因が少ない短期間の亜鉛欠乏に焦点を当て、味嗜好性変化とその発症機構の解析を行うことを目的とした。

方法

短期亜鉛欠乏による ZnCl2に対する嗜好性の変化を調べるため、2種の味溶液を同時に提示する Two bottle testという手法で実験を行った。また、 NaCl嗜好性増大の原因として、短期亜鉛欠乏ラットの体内のどこかで、局所的にナトリウム濃度が下がっていることが考えられるため、解剖によって臓器を摘出し、原子吸光法を用いて各臓器中のナトリウム濃度を測定する。

結果

Two bottle testでは、亜鉛欠乏群とペアフィーディング群の 2群間で有意な差は見られなかったものの、亜鉛欠乏群で嗜好性が増大する傾向が観察された。また、臓器中ナトリウム濃度について測定した結果、どの臓器においても対照群との有意な差は見られなかった。

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