ヒト iPS細胞からの高効率赤血球分化誘導法の確立

研究先 東京大学医科学研究所 ALA先端医療学社会連携研究部門・化粧品開発コース

目的

近年、ヒト人工多能性幹 (induced pluripotent stem; iPS)細胞の樹立法が確立され、再生医療への応用が期待されている。しかし、ヒト iPS細胞から成熟した赤血球を高効率に分化誘導する方法は未だ確立されていない。そこで、赤血球に高発現している転写因子 Xの発現を亢進させる低分子化合物を探索し、得られたヒット化合物が赤血球分化に与える効果について検討する。

方法

転写因子 Xの発現を亢進させる化合物を探索するために、K562細胞(赤血球分化モデルとして使われている細胞株)を元に樹立した転写因子 Xのプロモーターレポーター細胞株に低分子化合物ライブラリー(約 1,000種)を加えて培養した。続いて、得られたヒット化合物の最適濃度を明らかにするために、種々の濃度のヒット化合物を加えてレポーター細胞を培養し、同様の解析を行った。さらに、ヒット化合物によってレポーター細胞中の転写因子 Xの mRNA発現が亢進していることを確認するために、リアルタイム PCR解析を行った。

結果

低分子化合物ライブラリーの中から、6種のヒット化合物を得ることが出来た。また、低分子化合物の最適濃度を決定した。1つのヒット化合物について、転写因子 Xの mRNAがコントロールに対して増加する傾向が確認できた。

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