アグロバクテリウムの感染能を向上させるヘルパープラスミドの性能評価

研究先 株式会社インプランタイノベーションズ

目的

植物の形質転換は主にアグロバクテリウム法で行われているが、導入効率が低い植物種も多数存在する。遺伝子導入効率の低い要因の 1つに植物の細菌に対する防御機構がある。従って、植物の防御反応を抑制することで、形質転換効率を上げると考えられる。本研究では植物の防御因子を抑制させる遺伝子を持つプラスミド(pSuperAgro2)をアグロバクテリウムに導入し、トマトを供試材料として形質転換効率とプラスミドの性能を評価する。

方法

アグロバクテリウム GV2260株にプラスミド (pSuperAgro2)、バイナリーベクター (pIG121-Hm)をエレクトロポレーション法で導入する。同時にバイナリーベクター(pIG121-Hm)のみを導入したコントロールを用意する。無菌播種したトマトの子葉片 60切片ずつにそれぞれの組換えアグロバクテリウムを感染させ、共存培養、カルス誘導、不定芽誘導、発根選抜と行い形質転換体を得る。得られた形質転換個体から DNAを抽出し、導入遺伝子の存在を PCR法によって確認する。

結果

発根した個体でプラスミド (pSuperAgro2)に感染させた個体が 26個体で、コントロールの 18個体に比べ多くの発根した個体が得られた。形質転換効率はプラスミド(pSuperAgro2)入りが 87%でコントロールの 65%を上回っているという結果が得られた。

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