寄生雑草ストライガに耐性を示すソルガム品種の選抜

研究先 国立研究開発法人理化学研究所 植物免疫研究グループ

目的

ソルガム、トウモロコシなどは主要な穀物としてアフリカ各国で農業が盛んにおこなわれているが、「魔女の草」の異名を持つストライガという半寄生性植物による農業被害が深刻化している。寄生雑草ストライガはイネ科穀物に寄生し、その収量を著しく落とすため、年間10.70億ドルにも及ぶ被害を出している。ストライガの種子は0.2〜0.3 mmほどと極めて小さく、土の中から取り除くことは難しい上、自殺発芽誘導などは費用が高価であることから、有効な防除法は確立していない。そこで本研究では、耐性穀物の育種によるストライガの防除を目指し、世界中(アフリカ、東南アジア、南アメリカ)から集めた 260品種のソルガムからストライガ耐性を示す品種を選抜することにした。

方法

各品種のソルガム種子を播種し、リゾトロン法を用いてストライガを感染させ、感染後 3週間目に寄生が成立したストライガの数を調べ、寄生率を求めた。

結果

260品種のソルガムの感染率を調べた結果、野生株より感染率が高い 10種類程のソルガム 品種を発見した。 課題として、感染率の低いソルガム品種の選抜、寄生率と各品種のゲノム情報の関連を統計的に調べるゲノムワイド関連解析を用いたストライガ耐性に関わる遺伝子座の特定を目指すことがあげられる。

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