【動物バイオ】3年生(4年制学科)の免疫学実習

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疫学実習では、ヒトのがん細胞(白血病)に対する
モノクローナル抗体を作成します。

3年生ともなると
ちょっと複雑な実験操作に挑戦していきます。

まず、白血病細胞を培養して大量に増やします。
それ(抗原細胞)をマウスに注射(抗原感作)して
免疫機能を働かせ、体内に入ってきたがん細胞を攻撃するための「抗体」を作らせます。

抗原細胞を投与(免疫)したマウス↓

動物の免疫機能は血液中の白血球がその大半を担ってくれるので
たくさんの白血球の中から
がん細胞だけを攻撃するものだけ(単一のクローン)を探し当て
人工的に増殖が可能となるような細工(細胞融合)をします。
そして、最優秀なクローン細胞から作られる「抗体」
を使って検査や治療に役立てるのです。

ここでは、1,2年生のときに習得した
すべての技術を用いて未知なる生命体を作製する
根気が必要な実験です。

すべての操作は、クリーンベンチで無菌的に行います。

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