特別講演会開催

投稿日:

4月13日(金)大田区産業プラザPioにて
国際教育の一環として
「新興国におけるバイオ技術者の可能性」という特別講演会が
東京バイオテクノロジー専門学校の学生に向けて開催されました。
11


ブラジルでのバイオテクノロジー分野の発展や現地で第一線で活躍する
日本人の技術者野澤 弘司氏(独立行政法人国際協力機構 水産部門 第三国専門家)より興味深いお話を伺いました。

栃木県那須塩原ご出身の野澤氏は40年ほど前にブラジルに移住し
養蜂場でのプロポリス生産・キノコ産業ではアガリクス生産を行うことで
多くの事業を成功させてきました。
他にもバイオ燃料にも着目し
環境に配慮したエネルギー資源というものを積極的に取り入れることを考えていました。

現在はニーム(和名:インドセンダン 学名Azadirachta indica)という植物に着目し
将来的には多くの人から求められる資源として、生産を手がけられているとのこと。
この植物は200種類以上の害虫に大きな効果があるとされ
防虫剤としての効果が期待されているだけでなく
葉はお茶として飲まれており身体に良い成分が豊富に含まれているといわれています。
世の中に必要とされるものや技術を素早くキャッチし
失敗を恐れることなく行動に移していく実行力とチャレンジ精神は学生だけでなく
私たち職員にとっても参考になりました。

ブラジルという国の名前を知っていても
そこの文化や伝統・歴史について具体的に思い浮かべられる人は少ないと思います。
この講演を通して
日本との関わりや文化・バイオテクノロジー分野に対する捕らえ方の違いが具体的にイメージすることができました。

13
メディアを通してしか知ることが出来ない海外情勢についてなど
生の公演を聴いて、学生たちも刺激を受けたようです。
卒業後に活躍できる場所は世界各国にある
という広い視点をもてたようで、講演後は活発に質疑応答が交わされました。

実験ができる体験実習開催中

東京バイオでは、毎週末実験ができる体験実習を行っています。
また、週末忙しいい方のために平日説明会も開催中。
是非お越しください!