千葉県教員研修で講師をしました

• 出張実験

投稿日：2012年09月06日(木)

こんにちは。
東京バイオの尾崎です。

今回は8月28日(火)・29日(水)に行われた
「平成24年度高等学校農業科実技研修」に講師として行ってまいりました。
この研修は千葉県総合教育センターが隔年で主催しているもので
東京バイオは講師派遣校として毎回声をかけていただいています。
今年は千葉県内13校15名の高校の先生方が参加されました。
会場は千葉県立大網高等学校の生物工学棟組織培養実験室。
施設設備がとても充実していて驚きました。

1日目（8月28日）はアスパラガスの成長点培養。
培地の作成をし、成長点を見つける練習をした上で
クリーンベンチにて成長点を置床しました。

成長点は0.2ミリ程度なので、顕微鏡にて探します。
皆さん見つけるのに一苦労でしたが
練習をしたおかげでクリーンベンチでの操作はスムーズにできました。

2日目（8月29日）は細胞融合。
材料はチンゲン菜と紫キャベツです。それぞれの細胞を酵素処理し
プロトプラストを作製します。

遠心分離機でプロトプラストを沈殿させます。

PEG溶液、高ｐH高Ca液を加え、融合させ観察します。

紫キャベツのプロトプラスト。

チンゲン菜のプロトプラスト。大量に取れました。

融合しているところを写真に収めることは出来ませんでしたが
しっかり融合していました。

高校の先生方に実習をするということでとても緊張しましたが
大網高校の先生方がしっかりと準備をしてくれていたので
無事に2日間を終えることが出来ました。
私にとってもとても良い経験になりました。