ケルダール蒸留装置を使ってタンパク質・糖質成分を測定

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こんにちは
実験アシスタントの加藤です。
夏休みも終盤に差し掛かっていますが、楽しい夏休みを過ごせましたでしょうか
一足早く、2年分析化学コースで行われた食品化学分析実習の様子をご紹介いたします。

今回は、かつお節や、海苔のつくだ煮を使って、含まれているタンパク質、糖質の数値を調べます。

写真①

このケルダール蒸留装置を使用して、たんぱく質の定量を行います。
こんな面白い形を機器もあるんですよ

まずはかつお節を分解し、溶液にする

溶液にしたものをこの蒸留装置に入れ、蒸留させて試験溶液を得ます。

写真②

蒸留装置で得た溶液を最後に滴定(てきてい)し、かつお節のタンパク質の量を計算で求めました。

写真③

もうひとつの班では、ベルトラン法を用いて糖質の定量を行っていました。
この黄色の溶液でサンプルを洗い流して下のガラスに溜まった溶液を、滴定によって海苔のつくだ煮の糖質の量を求めました。

写真④

今回のタンパク質、糖質の数値測定以外にも、水分、ミネラル、脂質、鉄分などたくさん含まれていて、ケルダール法ベルトラン法以外にもあり、それぞれの成分を調べる方法も違います。

食品成分表に掲載されている数値になるまでの工程を学んでいる実習です。

写真⑤

分析化学コースの実習をご紹介しましたが、醸造醗酵コース、食品開発コースでも同じ食品化学分析実習を行っています

夏休み明け、元気に登校してきてくださいね

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