植物組織培養実習で「ハオルチア」を作成しました!
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東京バイオの受付では…
がお出迎えしています
拡大してみると…。
いったいこの植物は何???
これは、ハオルチアとよばれる多肉植物で、植物バイオコース2年次の植物組織培養実習+αで作成したものです
この実習で、学生のIさん(写真右)が自宅で育てているハオルチアの葉を切り取り、未分化なカルスという状態にし、カルスから分化させ、元の植物体に戻しました。
(写真左は教務事務の今先生です)
大きくなると
このようになります。
それでは、ここからはIさんにどのように作ったか、紹介してもらいましょう
今回は私が使ったハオルチアについて紹介します!
ハオルチアはアロエの仲間の多肉植物です。
美しさに一目惚れして実験で培養してみたいと思いました。
まずは、滅菌した葉を切って植物ホルモンを入れた培地に置きます。
1ヶ月後
葉の断片から白いフワフワしたものが…
最初はカビかと思ってすごく不安になりましたが、培養を続けると根みたいなものだということがわかりました。
2ヶ月後
モサモサ。本来はここまでで実験終了なのですが、実習の先生に頼んでさらに培養を続けさせてもらいました
9ヶ月後
塊から葉も出てきました。この後、さらに小さな葉の下に根が出てきたので、いよいよ土へ移植です!
葉の断片からいきなり太い根がでてきたと思ったら、時間が経つにつれて変化し、驚きの連続でした。
最終的に小さな個体ができたので、土に移植して、一つ学校に置かせてもらい、残りは家で育てています。
実習の最後に自分たちがやった実験結果をプレゼンテーションしました。
どうすればわかりやすいプレゼンができるのか考えるのに苦労しました。
植物組織培養実習では、その他にアスパラガスの茎頂培養、ニンジンの形成層培養を行いました。
必ずしもうまくいく訳ではありませんが、一部から個体再生してしまう植物の能力はとても魅力的だと思います!
このブログを見て、少しでも植物に興味を持っていただければ幸いです(´∀`)
いかがですか?
植物のこの能力は私も本当に魅力的だと思います。
是非、植物の素晴らしい能力にふれてみてください。
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