ES細胞の作製拠点を国立成育医療研究センターと京都大に施設

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こんな、ニュースがでてました

国立成育医療研究センター(東京都)と京都大(京都府)は、再生医療に活用するES細胞(胚性幹細胞)を作製、保管する拠点作りに乗り出した。2施設は2年以内に新しい細胞を作り、全国の大学などに分配する。iPS細胞(人工多能性幹細胞)と同じ「万能細胞」であるES細胞の実用化を加速させる狙いがある。

ES細胞は、不妊治療で不要になった受精卵の一部を取り出し、培養して作る。目的の細胞に変化させて患部に移植し、失った機能を回復させる。

2施設は動物実験など基礎研究用のES細胞を作っていたが、日本医療研究開発機構の支援を受け、新たに医療用の細胞を作製する。ES細胞は、移植を受け る患者と別の人から作られるが、移植しても免疫の拒絶反応が起きにくいタイプをそろえたい考えだ。作った細胞は臨床研究向けに保管し、製造法などの情報管 理や遺伝子の分析を行い、安全性を高める。細胞を企業に提供し、製品開発に使ってもらう計画もある。

受精卵を壊して作るES細胞は生命倫理上の議論があり、臨床研究向けの作製が国の指針で禁止されてきたが、2014年の新指針策定で認められた。一方、 北米や英国では、目の難病などを治療するためES細胞を使う臨床試験が約50件実施されている。血液などに遺伝子を導入して作るiPS細胞はがん化の懸念 があり、再生医療への応用ではES細胞のほうが安心と考える研究者もいる。

同センター研究所の阿久津英憲部長は「iPS細胞とES細胞の両方を治療に活用できる環境を整えるのが望ましい」と話している。

これから細胞培養できる人材が活躍できる環境が整いそうです。
すごく楽しみですね

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